インターネットでは、コンピュータや他のデバイスはIPアドレスと呼ばれる一意の数字のラベルによって識別されます。
IPアドレスはパソコンをインターネットに接続し、それらの間の通信を容易にするために重要な役割を果たします。
しかし、IPアドレスが時々変わることに気づいたことがあるかもしれません。
この記事では、IPアドレスが変わる理由とそれについて心配する必要があるかどうかについて探っていきます。
【パソコン】IPアドレスとは?
IPアドレスは、インターネット上でデバイスを一意に特定するために使用される識別番号です。
住所のような役割を果たし、インターネットの利用に必要不可欠なものです。
一般的に使われる、IPv4アドレスの例です。
- 192.0.2.1
- 172.16.0.100
- 10.0.0.1
- 203.0.113.15
【パソコン】IPアドレスが変わる理由とは?
IPアドレスが変わる理由はいくつかあります。
1. インターネットサービスプロバイダ(ISP)のポリシー
プロバイダはセキュリティ対策やネットワークのパフォーマンスの最適化といった目的でIPアドレスを定期的に切り替えることがあります。
IPアドレスが変わっても、問題なくインターネットが利用できるので、気にする必要はありません。
2. ネットワーク構成の変更
新しいルーターの追加や設定の変更など、ネットワーク構成の変更を行うと、IPアドレスの変更が発生することがあります。
ネットワーク構成の変更に伴うIPアドレスの変更は必要なことで、現代ではDHCPがやってくれます。
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、ネットワーク上のデバイスに自動的にIPアドレスやネットワークの設定情報を割り当てるためのプロトコルです。
3. 新しい場所への移動
仮に、自宅からカフェに移動して、カフェのWi-Fiに接続すると、当然のことながら、パソコンに振られるIPアドレスは変わります。
接続するWi-Fiアクセスポイントが変わるとIPアドレスが変わりますが、特に問題なくインターネットを利用できます。
【パソコン】IPアドレスが変わる利点は?
IPアドレスはインターネット上のデバイスに割り当てられる一意の識別子ですが、一般的にはユーザーが意識的に変更する必要はありません。
なぜなら、IPアドレスは通常、インターネットサービスプロバイダ(ISP)によって自動的に割り当てられるからです。
また、一般的な家庭や小規模ビジネスのネットワークでは、ユーザーがIPアドレスを手動で設定する必要はありません。
モデムやルーターが、DHCPによってネットワーク内のデバイスに自動的にIPアドレスを割り当ててくれます。
そのため、ユーザーはIPアドレスの設定について心配する必要がありません。
まとめ:【パソコン】IPアドレスが変わる理由とは?
今回の記事では、IPアドレスが変わる理由について説明しました。
多くのネットワーク環境では、「動的IPアドレス」という仕組みが採用されています。
IPアドレスは変わっていくものなので、ユーザーが気にする必要はありません。